少しエロな夜を楽しむ情報ステーションブログ:17/11/26

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母はお腹が出ている…
しかし、姿勢は良い。

そのママがバイクに乗るところを見て
息子のころ同級生が、
「おまえのかあちゃん直角にスクーターに乗ってる!」と
揶揄してくれたものだ。

そのスクーターの前後に
いつもたくさんのスーパーのビニール袋を乗せて
お母さんは仕事から家に帰ってきていた。

ブロローォン!!と
スクーターの音がしたら、
妹と二人で玄関に走り出て待っていた。

「お帰りなさい!なんかいいものある?」
と、そのビニール袋をガサガサと開けて
「いいもの探し」
をするのが僕達の楽しみだった。

三連のヨーグルトやりんごなんかが出てくると、
とても嬉しかった。

「ライスの前には食べちゃダメよ」
そう言いながらも
喜ぶわし達を見るママは笑顔だった。

ある日いつもの時間に母親が帰ってこない、
夕方日がとても綺麗な日だった。

携帯電話など無い時代
沈んでいく夕日とともに
わたくし達の心も騒ぎ出した…

「お母さん、スクーターで転んじゃったんだろうか?」
「もしかして帰ってこなかったらどうしよう」

二人でべそをかき始めた頃…
ママはいつもよりたくさんの袋をバイクに乗せて帰ってきた。
おれ達のために
「いいもの」を探していて遅くなったのだろう。

母の腹に抱きついて
「どうしてこんなに遅いのよ、いなくなっちゃうのかと思った!」
そう言ってワンワン泣いた。

あの時いつもの時間に帰ってこないことをきっかけに
いつかお母さんが死んでしまっていなくなってしまうと
娘心にそのことに気づいてしまった。
だから怖くて仕方なくなった。

でも、母の柔らかなお腹の感触と体温が
その日が来るのはずっとずっと先のことだと
安心させてくれた。

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